経済・企業THE MARKET

《NY市場》企業業績が回復に向かえば底入れ反転も 村山誠

 米主要大型株で構成されるS&P500指数企業のうち344社が2月10日までに、2022年10~12月期決算(22年9~11月期、22年11月~23年1月期企業も含む)を発表した。調査会社リフィニティブの集計によれば、今後の四半期1株当たり利益の前年同期比増減率は、この時点では23年1~3月期は5.8%減、4~6月期は4.6%減、7~9月期は2.5%増と予想されている。

 1月6日時点では、1~3月期は同1.5%減、4~6月期は2.1%減、7~9月期は4.4%増と予想されていた。決算発表が進み、直近の景気動向や企業側の慎重な1~3月期見通しなどを反映し、足元の業績は全般的に下方修正されている。しかし、7~9月期以降、企業業績が回復に向かうという方向性はおおむね維持されている。

残り194文字(全文539文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事