経済・企業THE MARKET

《ドル・円》当面、130円台を維持 深谷幸司

 市場はこれまで、米連邦準備制度理事会(FRB)は利上げを早期に打ち止め、年内にも利下げに転じると期待してきた。しかし、その見方が一変し、利上げも金利の高止まりも長引くという見方が大勢となっている。米国のインフレ率の低下がペースダウンし、雇用や所得が堅調に推移しているからだ。FRBの金融引き締め姿勢に市場の見方がすり寄った形だ。米国の長期金利は持ち直し、ドルを押し上げた。

 昨年12月の連邦公開市場委員会(FOMC)では、参加者が予測した政策金利のピーク(中央値)は5.25%。FRBはその後、政策金利を据え置くと示唆していた。

残り223文字(全文488文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

6月13日号

電力が無料になる日 NTT、東電、トヨタが拓く未来14 NTT、東電、トヨタの共闘 捨てる再エネは「宝の山」 ■金山 隆一18 インタビュー 森島龍太・電池サプライチェーン協議会業務執行理事「電池は国家のエネルギー戦略そのもの」19 電池のリユースは自動車業界の命綱 ■藤後 精一20 EV電池の送電 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事