《ドル・円》当面、130円台を維持 深谷幸司
有料記事
市場はこれまで、米連邦準備制度理事会(FRB)は利上げを早期に打ち止め、年内にも利下げに転じると期待してきた。しかし、その見方が一変し、利上げも金利の高止まりも長引くという見方が大勢となっている。米国のインフレ率の低下がペースダウンし、雇用や所得が堅調に推移しているからだ。FRBの金融引き締め姿勢に市場の見方がすり寄った形だ。米国の長期金利は持ち直し、ドルを押し上げた。
昨年12月の連邦公開市場委員会(FOMC)では、参加者が予測した政策金利のピーク(中央値)は5.25%。FRBはその後、政策金利を据え置くと示唆していた。
残り223文字(全文488文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める