米国株を買うならネット証券をうまく活用 大山弘子
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米国株は短期の値幅を取る取引も可能だが、基本は長期投資で臨みたい。
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米国株に投資する方法には、①米国の個別株、②米国の株価指数に連動するETF(上場投資信託)、③米国株に投資する投資信託などがある。このうち①では米国株を扱う証券会社に取引口座を開設することが必要だ。
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2023年2月28日時点では、表1、2にあげた会社のほか、松井証券やauカブコム証券などのインターネット証券でも個別株に投資できる。これらの証券会社では、②の米国の株式市場に上場するETFにも投資できる。ETFとはS&P500種指数やダウ平均株価などの株価指数に連動する投資成果を目指す投資信託の一種で、株式市場に上場し、株式と同じように取引できる。
③の米国株に投資する投資信託は、米国株の扱いがない証券会社や銀行などでも取引できる。ただし、金融機関によって取り扱う投資信託や、同じ投資信託でも購入時にかかる手数料が異なることがある。購入したい投資信託を扱っているかどうかを確認したうえで、口座を開いたほうがいいかもしれない。
米国株の今後の見通しについては、さまざまな意見があるものの、目先は調整する局面があっても、長期的には上昇する可能性が高いとする識者が多い。そこで、例えば米国株の投資信託を積み立てることなどが考えられる。定期的に一定金額ずつ投資信託を購入することで、基準価額が高い時には口数を少なく、安い時には多く買うことができ、購入単価を平準化できる。そのため、相場の変動があっても、比較的心穏やかに投資を続けられるだろう。
下落局面に対応の商品
とはいえ、相場全体が暴落した時には「積み立てを続けていいのか」と不安になることもある。そのような局面では、下落局面に負けない商品や手法を活用することも考えられる。例えば、米国株の信用取引を活用して、S&P500種指数など米国の株価指数に連動するETFを売る取引をするのも一案だ。
信用取引は、証券会社に現金や株式を担保として預けて、お金を借りて株式を買ったり、株式を借りて売ったりする取引のこと。信用売り(空売り)では、借りた株を売り、安くなった(株価が下がった)ところで買い戻す。売った時の株価よりも、買った時の株価の方が安ければ、その差額が利益になる。つまり、下落局面でも利…
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週刊エコノミスト
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