《今週のポイント》2月の全国消費者物価指数(3月24日) 山下大輔
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個別品目の物価動向に注目
総務省が3月24日、2月の全国消費者物価指数(CPI)を公表する。消費者物価は12月以降、総合と生鮮食品を除く総合(コアCPI)で、4%台の前年同月比上昇率を記録した。上昇のけん引役は、2022年半ばまではエネルギーであったが、現在では食料となった。
政府による電気代・ガス代の価格抑制策(電気・ガス価格激変緩和対策事業)が2月分から反映されるため、2月のCPIでは、総合やコアCPIの前年比上昇率は鈍化するだろう。先に公表された2月の東京都区部の消費者物価指数では、エネルギー価格の低下で、コアCPIの前年同月比上昇率は4.3…
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週刊エコノミスト
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