投資・運用

プロに学ぶ教訓「長期・積み立て・分散のセオリーでも失敗しました」

 第一線で活躍するプロのエコノミスト(バブル期に証券会社に入社。経済調査に長く携わる)に、投資の失敗談を匿名で語ってもらった。(聞き手=加藤結花・編集部)

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 長期・積み立て・分散という投資のセオリーをしっかり意識すれば、リスクを抑えた運用ができる。特に重要なのが時間分散だ。経済環境は常に変化し、ウクライナ戦争などの誰も予期できない地政学的なリスクも発生する。しかし、世界株の積み立て投資であれば、2010年以降では7年以上投資すると元本割れにはなっていない。つまり、10年以上の長期積み立てをすれば、ほとんど確実に資産形成ができる。この考えは正しいが、長期積み立てという投資のセオリーに従ったにもかかわらず失敗したケースがある。

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