《NY市場》業績の下方修正リスクは高まるが、大幅な減益局面には至らず 村山誠
有料記事
4月中旬には米主要企業の2023年1~3月期決算発表が始まる。調査会社リフィニティブの3月10日時点の集計では、米主要大型株で構成されるS&P500指数の構成企業の四半期1株当たり利益の前年同期比増減益率は、22年10~12月期の1.2%減に対し、23年1~3月期は7.0%減、4~6月期は5.3%減、7~9月期は2.2%増と予想されている。なお、上記業績予想は23年1~3月期を中心に下方修正される可能性が高い。
一方、年ベースでは、22年の1株当たり利益は前年比5.1%増に対し、23年は同1.4%増、24年は同12.1%増と予想されている。今後、業績予想が下方修正されれば、23年は前年比で減益予想に転じることは考えられる。
残り211文字(全文531文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める