《今週のポイント》日銀短観3月調査(4月3日) 上野剛志
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製造業の景況感が悪化へ
4月3日に公表される日銀短観3月調査は、製造業における景況感の悪化が目立つ結果になりそうだ。前回12月調査以降、海外経済減速を背景とする輸出の落ち込みや世界的な半導体市場の低迷、長引く自動車の供給制約や原燃料価格の高止まりなど事業環境が厳しさを増しているとみられるためだ。この場合、大企業製造業では、5四半期連続での景況感悪化ということになる。
一方、非製造業では、物価高が重荷になるものの、政府による水際対策の緩和や旅行支援策もあって経済活動再開の流れが続いていることから、相対的に堅調な景況感が示されるだろう。
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