新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

経済・企業 深層真相

“日の丸半導体”とは名ばかり ラピダスの頼りは台湾か韓国

「日の丸半導体」の復権に向けて、トヨタ自動車など国内企業8社の出資を受けて発足した半導体新会社「ラピダス」は、2027年までに2ナノメートルの最先端半導体の量産を目指す。研究開発と設備投資で「7兆円が必要」(ラピダスの東哲郎会長=写真)とされる資金調達の問題に加え、1桁ナノ台での量産経験を持つ技術者が日本に不在という二つの課題が指摘されており、業界関係者からは「前途多難」との見方が根強い。

 だが、ここにきてラピダス設立の真相が聞こえてきた。事情に詳しい業界筋は、「生産を担うのは、台湾積体電路製造(TSMC)か韓国サムスン電子になる」と打ち明ける。日本には、最先端の微細加工を手掛ける技術者が枯渇しているが、この分野で世界の両雄であるTSMCかサムスンならば話は別だ。

残り273文字(全文609文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事