《NY市場》追加利上げを警戒しつつ上値を試す展開 中川幾代
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米債務上限問題が解決したことで、米国市場の警戒感は再度、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ動向と景気減速リスクに向けられている。
市場には悲観ムードが広がっているものの、足元では米経済は一定の底堅さを維持している。米企業の2023年1~3月期決算はおおむね市場予想を上回っている。利上げ継続が予想される背景には、労働市場の過熱があり、5月雇用統計でも雇用者数は予想を大きく上回って増加した。その一方で失業率が上昇し…
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週刊エコノミスト
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