《長期金利》春闘は期待外れ 引き続き0.4%近傍 広兼千晶
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6月6日に発表された4月の毎月勤労統計は注目度が高かった。なぜなら、歴史的高水準となった今年の春闘の結果が、統計の賃金水準の数値に反映されるとの見方があったからだ。だが、結果は名目ベースで前年同月比1.0%上昇と予想を大きく下回り、期待外れの内容となった。
企業によって賃金関係のデータの反映時期が異なる可能性があるため、今後は賃金水準が徐々に上昇する可能性もあるが、現時点では、物価上昇と賃上…
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週刊エコノミスト
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