《今週のポイント》6月の家計調査(8月8日) 上野剛志
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サービス消費の増勢は続くか
8月8日に総務省から6月の家計調査が公表される。5月の家計調査における実質消費支出(2人以上の世帯)は前年比4.0%減と3カ月連続のマイナスとなった。季節調整値の前月比でも4カ月連続のマイナスで、5月の水準は昨年12月を3%下回るなど消費の落ち込みが色濃い。
ただし、家計へのアンケートを基にした同調査は、サンプルの少なさや属性の偏りなどから消費の実態と乖離(かいり)しやすいとの指摘がある。実際、日銀が供給側統計を基礎として作成し、国民経済計算上の個人消費(確報)と同様の動きを示すとしている実質消費活動指数(旅行収支調整済み・季節…
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週刊エコノミスト
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