新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

マーケット・金融 THE MARKET

《東京市場》資本効率改善あれば株価は回復継続 三井郁男

 日本のインフレ率は3%を上回り日銀の政策目標(2%)を上回っている。従来は消費者の値上げ拒否の声が強く、コスト増は企業が負担する状況が続いたが、ここに来て変化が起こってきた。

 停滞していた賃上げも今年の春闘では3%超の賃上げが実現し、来年度も多くの企業が連続の賃上げを検討している。企業は適正利益を確保するために値上げを実行して利益率が改善する企業も出現しており、利益配分の一部は従業員の賃金増へ向かう。

 長期のデフレから脱却し、適度なインフレを伴う経済成長が実現すれば、企業の利益率は改善する可能性が高い。コスト改善の努力を続ければ利益額は増加するはずで、企業利益が増加すれば賃金は上昇し、消費を活性化させる。

残り618文字(全文925文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

11月26日号

データセンター、半導体、脱炭素 電力インフラ大投資18 ルポ “データセンター銀座”千葉・印西 「発熱し続ける巨大な箱」林立■中西拓司21 インタビュー 江崎浩 東京大学大学院情報理工学系研究科教授、日本データセンター協会副理事長 データセンターの電源確保「北海道、九州への分散のため地産地消の再エネ [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事