新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

マーケット・金融 THE MARKET

《東京市場》株価の強気見通し増加には不安も 芳賀沼千里

 日米とも株式市場が年初のコンセンサス予想に反して堅調に推移したことから、株価の先行きに強気な見通しが増えてきた。

 昨年、米国では株式と債券が共に大きく下落。秋には投資家がリスク回避的になり、弱気論が支配的になった。投資アドバイザーへの調査(インベスターズ・インテリジェンス)や個人投資家協会の調査をみると、ブルベア(強気-弱気)指数が昨年秋に世界金融危機の2009年春以来の低水準まで下落した。

 今年に入ると、企業景況感が厳しく、業績予想が小幅に下方修正されたにもかかわらず、米国株はIT大手株が主導して上昇。理由として米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ打ち止めと景気軟着陸への期待が挙げられる。二つのブルベア指数は7月に入ると、明確に強気を示す水準に上昇した。

残り577文字(全文911文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

11月26日号

データセンター、半導体、脱炭素 電力インフラ大投資18 ルポ “データセンター銀座”千葉・印西 「発熱し続ける巨大な箱」林立■中西拓司21 インタビュー 江崎浩 東京大学大学院情報理工学系研究科教授、日本データセンター協会副理事長 データセンターの電源確保「北海道、九州への分散のため地産地消の再エネ [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事