経済・企業THE MARKET

《インドネシア株》堅調な内需で中銀に利下げ余地も 今井正之

 インドネシアのジャカルタ総合指数(JCI)は5月下旬の安値6500ポイント台から緩やかな上昇に転じ、8月下旬は6900ポイント台で推移している。

 好調な株価を支えるのは、家計消費や固定資本投資などの内需が堅調なことだ。2.7億人に上る総人口に占める若年層が多いことが背景にある。4~6月期の実質経済成長率は前年同期比5.17%に加速した。

 外需面でもインドネシア経済の堅調さが引き立つ。中国経済の減速を背景に液化天然ガスやニッケルなどの商品価格が一服した影響はあるが、成長率予想が下がっているシンガポール、タイ、ベトナムなど周辺諸国とは対照的だ。

残り198文字(全文472文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事