《NY市場》緩やかな景気減速ペースを警戒 橋本真拓
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米主要大型株で構成されるS&P500指数企業の2023年4~6月期決算は、調査会社リフィニティブの集計では、決算シーズン前の7%減益という市場コンセンサス予想に対し3%減益と大きく上振れた。また昨年の原油高の影響を受けたエネルギーセクターを除いては前四半期の2%減益に対し、4%の増益に転じ株価を下支えした。
けん引役となったのは景気の上振れや、半導体・クラウドサービスなどの底堅い需要だ。今後は景気の上振れや、コスト圧力の緩和などから景気敏感セクターを中心に業績が底打ちし、年後半以降増益に転じることが期待されている。
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週刊エコノミスト
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