《中国株》業績は堅調でも地合い軟調 李燕
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MSCI中国指数とハンセンテック指数は8月下旬に反発した。アリババ集団に続いて、百度(バイドゥ)や比亜迪(BYD)などの主力企業がそろって堅調な決算を発表したことを受け、テック株を中心に見直し買いが入った。しかし、9月上旬には米長期金利の上昇や中国の景況感下振れが嫌気され、利益確定売りが優勢だった。
中国の不動産市場を巡っては幾分前向きな材料が出てきた。不動産大手の碧桂園控股(カントリー・ガーデン・ホールディングス)が債務不履行を回避。また、中国当局は大都市を中心に住宅ローン規制を緩和した。以前よりやや踏み込んだ政策対応であり、大都市では住宅販売が持ち直す兆しもみられる。
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