新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

マーケット・金融 THE MARKET

《ベトナム株》ドル高と利下げで葛藤 今井正之

 ベトナム株のVN指数は8月前半と9月前半に1250ポイント近辺まで上昇したが、両月後半には1120~1150ポイント台まで押し戻されるなど波乱含みだった。

 利下げで景気が底打ちするという期待から上昇しても、「ドル高が足かせとなって利下げできない」という観測で売られるパターンが続き、10月中旬には1100ポイント直前で低迷している。

 産業別では、エネルギーは好調、電子製品・繊維・水産などは輸出が部分的に回復した。当局が貸出金利の引き下げを要求した銀行業は融資を増やし始めた。低迷する不動産市況に向けた政策は中産階級向け物件の取引活性化が軸で、外国人向け投資物件や不動産開発大手のドル建て負債は依然として借り換えが難しい状況だ。

残り150文字(全文465文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事