経済・企業

生成AI導入企業の8割に業務改善効果 編集部

 人手不足の解消に、多くの企業が生成AIの活用を進めていることが、企業へのアンケート調査で明らかになった。

投資1000万円以上見込む企業が2割超

 企業が生成AI(人工知能)を業務に活用する動きが活発化している。クラウドシステムや生成AIを手掛けるFIXER(東証グロース市場上場)が経営者や管理職を対象に実施したアンケート調査によると、生成AIを業務で利用しているとの回答は2割超に達した。将来的な生成AI関連投資については「1000万円以上」と答えた人の割合も2割超だった。労働力人口が急激に減少する日本では生産性向上が大きな課題となっており、企業による生成AIの活用が今後も進みそうだ。

 FIXERは企業向けクラウドシステムのほか、入力したデータが外部に漏れないよう安全性を高めた生成AIプラットフォームを提供している。調査はFIXERが情報・通信のほか、金融・保険、不動産、流通・小売りなど全国の従業員300人以上の企業を対象に10月17~20日に実施し、800件の回答を得た。

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