《NY市場》過熱感を警戒しつつ物色意欲が旺盛に 中川幾代
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2023年最後の米連邦公開市場委員会(FOMC)で示された米連邦準備制度理事会(FRB)のハト派シフトと経済の軟着陸の見通しに支えられ、米株相場は23年末に向け急伸した。ただ、利上げ終了に安堵(あんど)する一方で、米個人投資家協会(AAII)や米CNNが算出する指標は、投資家心理は大きく強気に傾きつつもピークに達しておらず、まだ慎重さを残していることを示唆している。
この背景には、24年がはらむ多くの不確定要素からの先行き不透明感がある。ウクライナ・中東の地政学リスクや米大統領選挙、米中半導体摩擦に影響しうる台湾総統選挙は注意を要し、AI(人工知能)を巡る新たな動きが出てくる可能性もある。
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週刊エコノミスト
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