《東京市場》NISA拡充で個人が買い主体に 芳賀沼千里
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日本株の方向は、短期的な視点に立つと外国人の売買動向が決める。2023年も外国人が日本株を買い越した4~6月と11月に株価は大きく上昇した。しかし、過去数年間では、外国人の売り越しを国内投資家が吸収して、日本株は上昇してきた。
事業会社は、18年以降平均で年3兆円超の買い越し。株主還元や資本政策への株主の関心が強く、上場企業は株式持ち合い解消を進める一方、年間4兆~9兆円規模の自社株買いを実施している。
個人は21年と22年に主要市場で日本株を買い越した。過去、個人は08年など景気・業績が悪化して外国人が売り越す局面で消去法的に買い越し主体となったが、足元では株価が上昇基調を維持する中で、日本株を買い越している。
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週刊エコノミスト
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