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《米国株》S&P500種指数は最高値更新をうかがう勢い 今井正之

 米国株のS&P500種指数はインフレと金利の高止まり観測から2023年10月27日には4117ポイントまで下落していたが、直後に反発、12月中旬までに約15%上昇した。米連邦準備制度理事会(FRB)が11月の政策決定会合で利上げの打ち止め、12月の会合では利下げへ転換する見通しを示したことを好感した。

 米10年債利回りは10~12月に約1%低下し、米半導体大手エヌビディアや米情報技術大手マイクロソフトなど大型ハイテク株の買い戻しが進んだ。貸出金利や住宅ローン金利の低下が見込まれる地方銀行や住宅開発会社などの株式も買われつつある。

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