《今週のポイント》中国10~12月期GDP(1月中旬)三浦祐介
有料記事
5%台に回復する見込み
中国国家統計局は1月中旬(日程未公表)、2023年10~12月期の国内総生産(GDP)を発表する。7~9月期は実質で前年同期比4.9%増と、前四半期(同6.3%増)から減速した。他方、前期比では1.3%増と、前四半期(同0.5%増)から加速しており、一段の悪化には歯止めがかかっているようだ。
すでに公表された10~11月の景気指標を確認すると、GDPとの連動性が強い鉱工業生産は、10月が前年同月比4.6%増、11月が同6.6%増と、7~9月期の同4.2%増から加速している。またサービス化の進展でGDPとの連動性が強まっているサービス業生産についても、10月は同7.7%増、11月は同9.3%増と、7~9月期の同6.5%増から伸びが高まっている。
残り374文字(全文711文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める