《今週のポイント》米連邦公開市場委員会(FOMC)(3月19~20日)窪谷浩
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米国で早期の利下げはない
3月19日から2日間の日程で米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれる。3月会合ではFOMC参加者の政策金利見通しに加え、量的引き締め政策についてどのような議論がされるのか今後の金融政策を占う上で注目される。
前回(1月)会合を振り返ると、米連邦準備制度理事会(FRB)は市場の予想通り、政策金利を4会合連続となる5.25〜5.50%で据え置いた。会合後に発表された声明文では金融政策ガイダンス部分で従前の追加引き締めに関する記述が削除された一方で、「インフレが継続的に2%に向かっているとの確信が深まるまで、政策金利目標の引き下げは適切とならない」との記述が追加…
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