インド農民運動が下院選の道具に 困惑するモディ政権 中島敬二
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インドの農業法をめぐり2月13日に始まった農民の大規模な抗議運動が、3月に入っても続いている。参加者の一人が死亡したこともあり、政府の協議要請を農民側は拒否。パンジャブ州、ハリヤナ州、ウッタルプラデシュ州からデリーへ抗議の行進をした。政府は、市の境界に有刺鉄線、セメントブロックや催涙弾を準備した。
デモ隊指導者は「農民への攻撃は『恥ずべきこと』。自分たちはこの国の農民であり労働者であり、争いを望んでいない」と述べ、高等裁判所は農民には国民として「自由に移動する権…
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週刊エコノミスト
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