マーケット・金融THE MARKET

《長期金利》春闘の好結果で先高観強まる 宮嶋貴之

 2月中旬から日本の10年国債利回りは、一時0.6%台を付けたものの、おおむね0.7%台前半で推移した。ただし、2月末からは上昇基調が強まる兆しが出ている。きっかけは、高田創日本銀行審議委員の発言が、タカ派的と債券市場で捉えられたことだ。3月上旬になると、重要経済指標の結果が材料視された。すなわち、3月4日公表の10~12月期の法人企業統計調査で設備投資が急増し、これを受けて11日の国内総…

残り294文字(全文490文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事