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皇位継承にからむ最大の問題は与党議員の無関心さだ 小林よしのり

撮影 手塚耕一郎
撮影 手塚耕一郎

小林よしのりの闘論席

 3月13日、公明党は「安定的な皇位継承に関する」と報道で紹介される検討委員会を開催したが、実際には「安定的な皇位継承」など全く関心がないことが明らかになった。

 委員長の北側一雄党副代表は「当面は皇族数の確保が喫緊の課題」で、女性皇族が結婚後も皇室にとどまる案は「急ぐ話」だが、その配偶者と子は「皇族にならなくてもいいのではないか」と記者団に語ったのだ。現行の制度では次世代の皇位継承資格者が悠仁さまお一人という極めて不安定な状況にあり、これを解決することこそが「喫緊の課題」なのに、北側氏は皇位継承問題にはつながらない「皇族数の確保」が「喫緊の課題」だと話をすり替えている。

 たとえ女性皇族が結婚後も皇室にとどまっても、その子が皇族にならなければ次世代の皇位継承資格者は増えず、安定的な皇位継承には何も結び付かない。

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