マーケット・金融 THE MARKET

《プラチナ》1000ドル超え高値 吉田哲

 米ニューヨークプラチナ先物相場は、4月下旬を起点とした反発が続き、約1年ぶりとなる1トロイオンス=1050ドル近辺に達した。

 この1年、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げによる景気減退懸念とドル高に押され、プラチナ相場は935ドルを挟み上下90ドル程度の長期視点の安値水準で推移してきた。今回の反発で、この水準から抜け出してきた。

 反発の主な原動力は、FRBの利下げ期待が膨らんでいることや、各種リスクの高まりを受けて、貴金属の主軸銘柄である金(ゴールド)の価格が反発色を強めていることなどだ。

残り208文字(全文457文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

7月2日号

とことんわかる 物価、金利、円安17 「賃金と物価上昇」だけでは低次元に…… 国民にとって望ましいのは「実質賃金と生産性の好循環」■門間一夫19 インタビュー 山崎俊輔 ファイナンシャルプランナー「老後に4000万円必要」の真意は?20 インフレ期の運用術 資産構成や住宅ローンの見直しを■長内智22 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事