《長期金利》上昇基調だが債券市場は疑心暗鬼 宮嶋貴之
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4月下旬以降の日本の長期金利は、米国の長期金利上昇が一服する中でも、上昇基調を強めた。この要因は、日銀の“タカ派化”に対する警戒感だ。特に材料視されたのは、4月の金融政策決定会合における主な意見の内容がタカ派的だった点だ。中でも注目されたのは、今後の国債買い入れ縮小に前向きな意見が多かった点だ。4月の会合では、国債買い入れの方針は現状維持とされたことから、金利を下押しする効果は当面大…
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週刊エコノミスト
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