《NY市場》AIがらみの業績貢献を見極める 村山誠
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5月に米国株式市場が史上最高値を更新した背景の一つには、4月の消費者物価指数(CPI)が減速したことを受けて、市場参加者が米連邦準備制度理事会(FRB)の年内利下げ開始を再び意識し始めたことがあるとみられる。
もう一つは、5月には大手情報技術企業からAI(人工知能)関連の新技術や製品の発表が続き、これらによる企業業績拡大への期待が高まったことがあると推察される。
6月10~14日には米アップルが、世界開発者会議を開催する予定だ。同会議では例年、ソフトウエア技術を中心に、新技術などの発表、説明が行われることから注目されているが、今年は同社のAIへの戦略がより明確に示される可能性があり、一段と注目を集めよう。
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