台湾の“脱原発”は継続か転換か 二者択一迫られる頼政権 井上雄介
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台湾の頼清徳新政権で、経済界出身の郭智輝氏(71)が電力を所管する経済相(日本の経済産業相に相当)に就任し、政府・与党の脱原発政策が転換されるとの見方が強まっている。
郭氏は半導体材料販売の崇越科技(台北市)の元会長。就任直前には、立法院(国会)経済委員会の野党・国民党のメンバーと会談し、「原発はクリーンエネルギーだ」と発言した。その後は電子機器受託製造大手、和碩聯合科技(ペガトロン)の童子賢会長とも会談し、「電力供給が安定してこそ国力だ」と…
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週刊エコノミスト
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