《ドル・円》日銀もFRBも市場の期待を裏切って夏の相場は“牛歩”に 宇野大介
有料記事
日米の金融当局が今、回避したいことは何か。
日銀は5月13日に一部年限の国債買い入れの減額を発表し、それ以降、市場参加者の間では「日銀は一足飛びに金融緩和策の『出口』に向かう」という妄想ともいうべき心理が広がり、長期金利は1%超まで上昇。日銀は、買い入れ減額に工夫を施さないと急速な金利上昇を招き、脆弱(ぜいじゃく)な経済を傷め、財政の更なる悪化を招きかねないと危惧し、6月決定会合では玉虫…
残り295文字(全文491文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める