マーケット・金融 THE MARKET

《今週のポイント》米国の7~9月期GDP(10月30日)窪谷浩

堅調な個人消費が成長率押し上げ

 10月30日に米国の7~9月期の国内総生産(GDP)が公表される。

 4~6月期を振り返ると、実質GDP成長率は前期比年率3.0%増(1~3月期は同1.6%増)と前期から大幅に上昇した。ただ、需要項目別では住宅投資が同2.8%減(同13.7%増)と4期ぶりにマイナスに転じたほか、外需の成長率寄与度が0.9ポイント減(同0.6ポイント減)と前期に続いて成長率を大幅に押し下げた。

 一方で個人消費が前期比年率2.8%増(同1.9%増)と伸びが加速したほか、在庫投資の成長率寄与度が1.1ポイント増(同0.5ポイント減)とプラスに転じた。4~6月期の成長率の大幅上昇は個人消費の好調に加え、在庫投資による成長率の押し上げが大きい。

残り392文字(全文720文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

10月29日・11月5日合併号

セブンショック 次の標的は18 日本企業よ!買収提案は起死回生のチャンスだ■荒木涼子20 セブンの判断 新時代を切り開いた特別委設置■松本大21 安すぎる買収提案 創業家に物言わず退任した鈴木敏文氏の責任は重大だ■鈴木孝之22 クシュタール解剖 同業を積極買収で急成長 高い投資効率を維持■児玉万里子 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事