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教養・歴史 経済学の現在地

インタビュー「日銀の異次元緩和が狙った期待インフレは幻だった」吉川洋・東京大学名誉教授

「ルーカス登場から現在に至る50年余りのマクロ経済学は、現実の経済とはかけ離れた知的遊戯に変わってしまった」と現在の経済学を批判する東京大学の吉川洋名誉教授。その真意を聞いた。(聞き手=浜條元保/安藤大介・編集部)

吉川洋(よしかわ・ひろし) 1951年生まれ。米エール大学博士。専攻はマクロ経済学。東京大学教授、立正大学学長など歴任。『日本経済とマクロ経済学』(東洋経済新報社)で92年度エコノミスト賞受賞。

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経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

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