厚労省年金部会が「3号」廃止を見送り 今夏に参院選が控え抜本改革封印
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会社に勤める配偶者に扶養されている専業主婦(主夫)は、公的年金制度では「第3号被保険者制度(3号)」とされ、自分で保険料を払わなくても基礎年金を受け取れる。年収を低く抑えれば「3号」として認められるため、女性の働き控えを生む「年収の壁」の原因の一つとされてきた。しかし、2024年末にまとまった厚生労働省審議会(年金部会)の報告書では廃止は見送られた。
3号制度は1986年に始まった。会社員の夫が…
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週刊エコノミスト
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