仏教をアップデート=松本紹圭・「未来の住職塾」塾長 問答有用/706
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日本の仏教界の新時代を開く若手僧侶の期待の星。全国のお寺の経営を手助けしようと、「未来の住職塾」を立ち上げて6年。普通の人々に寄り添う仏教を求め、「仏道」を探究し続ける。
(聞き手=山崎博史・ジャーナリスト)
「押し売り的な仏教では、もう通用しない」
── 「住職塾」って、何ですか。
松本 住職たちがお寺の経営について、超宗派で学び合う場です。お寺は全国に約7万あり、みな公益法人として個人商店のように経営されていて、住職は経営者でもあるんです。入塾期間は1年で、最後に自分のお寺の「寺業計画書」を作成し、発表し合います。その過程で仲間になり、ネットワークを築けることも大きな魅力です。
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週刊エコノミスト
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