NY、ウーバーの影響大きく地下鉄利用2年連続減少=津山恵子
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ニューヨーク州都市交通局(MTA)は7月23日、2017年のニューヨーク市内の地下鉄・バス利用客が、前年比3000万人減の17億2000万人にとどまったと発表した。慢性的なダイヤの遅延に嫌気した市民が、自家用車やウーバーなどの配車サービスをより利用するようになったのが、原因としている。
MTAの利用客が減ったのは、16年に続き2年連続。今年1~5月も前年期より2・1%減少している。
MTAは最近3年、地下鉄各路線の線路補修や信号システム工事を続けている。この結果、遅延が多く、ニューヨーク市郊外から中心部への通勤客は、通勤時間に以前よりも時間を要するようになった。また、予告なく途中で運行停止になることも多く、乗客の不満が募っている。
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週刊エコノミスト
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