新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

国際・政治 ワールドウオッチ

カリフォルニア AI&遺伝子編集技術 融合ベンチャーが誕生=二村晶子

 電子カルテのデータをディープラーニングで解析することで、患者を高い確度で診断できる──。グーグルの研究グループが2018年5月に発表して話題になったAI(人工知能)のライフサイエンス分野での応用が進んでいる。

 この数年、クリスパーと呼ばれる手法でDNA(デオキシリボ核酸)を編集できる技術が台頭。ヒトの遺伝子配列を簡単に変えられ、疾患に関与する遺伝子のDNAを編集し疾患の治療を目指すベンチャー企業が全米で数多く誕生した。

 特にシリコンバレーでは遺伝子編集技術とAIを駆使した新しい手法で創薬や診断を行うベンチャーが注目を集めている。コンピューターのプログラムを書くように遺伝子を編集するコンセプトは、IT分野の投資家にも理解しやすい。融合の例として、AIで明らかになった最適な遺伝子配列をすぐ遺伝子編集に応用し、遺伝子レベルで疾患を治癒するやり方がある。

残り204文字(全文583文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事