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オーストラリア ワイン輸出が絶好調 海外で安売りに歯止めか=守屋太郎

 苦戦していた豪州産ワインの輸出が、ここにきて急激に伸びている。ワイン振興団体のワイン・オーストラリアによると、2017~18年度(7月~翌年6月)の輸出額は前年度比20%増の27億6000万豪ドル(約2260億円)と過去15年間で最大の伸びを記録した。1リットル当たりの輸出単価も、約10年ぶりの高値を回復した。

 本場欧州からワイン造りが持ち込まれた豪州は、ブドウ作りに適した風土にも恵まれ、高品質なワインが多い。しかし、輸出市場では買いたたかれ、安物イメージが定着していた。ブランド化に成功したニュージーランド産に先を越され、低価格帯ではチリ産の攻勢を受けた。

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