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インド SNSでデマが拡散 集団暴行事件が急増=中島敬二

 インドで暴徒による集団暴行事件の発生が急速に増えている。2010~17年の間に63件発生し、28人が死亡した。うち97%はヒンズー至上主義のインド人民党(BJP)政権が発足した14年5月以降に発生している。犠牲者の51%は牛肉を食したイスラム教徒だった。

 背景には暴行事件を誘発しているデマやうわさ、事実に基づかないメッセージを流布しているSNS大手米ワッツアップなどのソーシャルメディアがあると言われる。

 これに対し最高裁判所は、中央政府が事件を十分抑止する対応策を取っていないことを示唆。7月15日、リンチを違法行為として厳重に処罰するよう、法の制定を検討することを議会に勧告した。また、ワッツアップなどへの活動抑制の措置を、中央政府と州政府に求めた。

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