マハティール首相が100日10公約成績表、急発進に政権運営不安=マレーシア 久保亮子
有料記事
マハティール首相は政権発足後「100日以内に10公約」を実現するとしていた。その100日目とは8月17日。1カ月を切った段階で首相は進捗(しんちょく)を報告した。「達成は二つ。実現に向けて動いているのは六つ。残る二つは未着手」。
有権者の声はおおむね好意的だ。不正や賄賂にまみれた国政に風穴を開け、前首相の7億米ドル(約770億円)もの大汚職スキャンダルに捜査のメスを入れたことに国民の多くが1票の意義を見いだしたのだろう。
選挙公約(マニフェスト)に含めた「60の公約、42の責務をすでに果たした」とマハティール首相も自信をのぞかせる。
残り272文字(全文542文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める