新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

教養・歴史 ワイドインタビュー問答有用

中内功氏に学んだM&A=恩地祥光・元レコフ会長兼CEO 問答有用/708 

恩地 祥光氏(撮影=浜田健太郎)
恩地 祥光氏(撮影=浜田健太郎)

 戦後の流通革命を担った故・中内功氏の側近として、ダイエーの盛衰を目の当たりにした恩地祥光さん。「カリスマ」の薫陶を受け、M&A仲介の草分けであるレコフに転じた経験から得たものとは──。

(聞き手=浜田健太郎・編集部)

「創業の志や経営理念が今、形骸化している」

「中内氏の戦争体験を基に、金もうけではなく豊かな社会の実現がダイエーの経営理念」

── 東芝の不正会計や神戸製鋼所の品質偽装など日本を代表する企業で不祥事が相次いでいます。恩地さんはダイエーの創業者、中内功さんの側近でしたが、中内さんが存命なら何を言ったでしょうか。

恩地 大企業を中心にサラリーマン的な経営者ばかりになり、創業の志や経営の理念が形骸化していることが、不祥事が続く原因ではないでしょうか。短期的な利益を求める株主からの圧力も影響しているかもしれません。

残り4855文字(全文5216文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中郁次郎 一橋大学名誉教授「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化■大垣昌夫23 Q&Aで理解す [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事