台湾 ハイテクごみ回収機 悩む市民を救うか=井上雄介
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台北市に、24時間稼働のハイテクごみ回収機「iTrash」が登場し、市民の期待が高まっている。台湾市民の大きな悩みの一つがごみだからだ。日本のように固定の場所ではなく、地域ごとに決められた曜日、時間、場所に巡回してくる当局のトラックに、袋に入れたごみを投げ入れる。
間に合わないと家の中がごみであふれ、高温多湿の台湾では、すぐに臭い始める。トラックが来るのは夜8~10時ぐらいで、会社で残業があればごみを出せない。ごみが気になって会食やデートを切り上げることもしばしばだ。
iTrashの「一般ごみ収集機」は自動販売機ぐらいの大きさ。利用者は、台北市の交通ICカードを挿入後、投入口にごみを入れる。重量により料金が自動計算されカードから引き落とされる。料金は500グラム当たり4台湾元(約14円)。
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週刊エコノミスト
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