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拡大するシェアリングエコノミーは現代社会に大きなインパクト =市川拓也

東南アジアで普及するライドシェアリング(バンコク)
東南アジアで普及するライドシェアリング(バンコク)

「シェアリングエコノミー」という言葉が、日本語として浸透してきた。民泊以外にも多方面で広がりを見せており、海外に後れを取りながらも、ようやく市民権を得つつある。

 シェアリングエコノミーとは、個人が提供する遊休の資産やスキルを他人が利用でき、インターネット上のプラットフォームを介してマッチングされることで成り立つ社会的仕組み。既存のモノや時間を有効活用することで、利用者は好きな時に好きなだけ利用でき、提供者は余った時間に副収入などを得られる。インターネットの活用により、個人でも距離を問わずマッチングが可能である。モノの過剰生産を抑える点で環境にやさしく、従来の経済の仕組みを大きく変える可能性を秘めている。

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