ナイジェリア 社会の不条理風刺 ラップ動画が反響=清原大策
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空港に降りた瞬間から耳慣れない言葉が頭を貫く。「飯代くれ」「交通費くれ」。当地名物の官憲が旅行者にせびる「ご挨拶(あいさつ)」である。最近の公務員綱紀粛正によって今はなりを潜めているが、復活する懸念はぬぐえない。
当地のラッパー、フォルツ が、そんな社会情勢を風刺した「ディス・イズ・ナイジェリア」を発表した。「国民は全員犯罪者だ」から始まり、「夜間危ないので警察署は18時に終了」「牧師が信者をセクハラ」「金を盗んで蛇が食ったととぼける職員」「一日中電気来ないよ」など、現地…
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週刊エコノミスト
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