埼玉西武ライオンズ優勝! もう一つの強さの「秘密」=小島清利
有料記事
埼玉西武ライオンズが10年ぶり22度目のパ・リーグ優勝を決めた。かつて1980~90年代には、広岡達朗監督と森祇晶監督の元で「黄金時代」を築き上げたが、福岡ソフトバンクホークスや北海道日本ハムファイターズなど他チームの後塵を拝す日々が続いた。復活の原動力となったのは、若手の底上げや就任2年目の辻発彦監督の手腕だけでなく、地道に営業黒字を続けて稼ぐ力を蓄えた球団経営にあった。
「埼玉・所沢の地に誕生して40周年迎えた記念の年に、悲願の優勝を達成できたのは感無量」──。埼玉西武ライオンズを運営する「西武ライオンズ」の居郷肇(いごうはじめ)・社長は自身初めてのリーグ優勝に喜びを隠さない。居郷社長は2011年に就任したが、歴代の球団社長の中でただ一人、優勝経験がなかった。
残り3169文字(全文3505文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める