週刊エコノミスト Online編集後記

編集部から 古沢佳三/浜条元保

編集部から

 本誌10月2日号「アートな時間」で紹介した米国映画「クレイジー・リッチ!」を見た。登場するアジア人の金持ちはお世辞にも上品とはいえないが、バイタリティーがあって面白い。バブル時代の日本人も、あのような感じだったのだろう。中国語で歌われるマドンナの「マテリアル・ガール」はエキゾチックで、妙に耳に残る。

 米国ではアフリカを舞台にした「ブラックパンサー」に続き、シンガポールが舞台の「クレイジー・リッチ!」が大ヒットしている。保護主義政策をとる政治とは裏腹に、米国のハリウッドには経済力をつけたアジア系・アフリカ系の観客を取り込もうとするビジネス戦略がある。日本は今後、深刻な人口減社会となる。それでも経済成長を目指すなら、世界のクレイジー・リッチ (大金持ち)を国内に呼び込むことが重要だ。政界や産業界…

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