英国 定時運行率が低下 旧国鉄の遅延14%=酒井元実
有料記事
英国の旧国鉄「ナショナルレール」(NR)の定時運行率が著しく低下している。鉄道・道路規制庁(ORR)が発表した遅延率統計によると、今年8月までの1年間で目的地に定時到着できなかった列車の本数は、NR全体で14%に達したという。
遅延率悪化の理由としては、今年2~3月の大寒波の影響で運休や遅延が各地で相次いだことが大きい。また5月20日に実施したダイヤ改正では、列車本数を過密にして利用客の便宜を図ったが、運転士の手配などが新ダイヤに追いつかず、ロンドン周辺では逆に遅延…
残り356文字(全文592文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める