マレーシア 拡大する化粧品市場 韓国勢の後追う日本=石川真理
有料記事
「投資するなら家・車・地肌」──。華人系を中心にそんな価値観が浸透するマレーシアで、化粧品市場が拡大している。美容・化粧品の主な国産メーカーがないマレーシアでは、輸入額と市場規模がほぼ同じ。その輸入額は2015~17年の3年間で1・5倍増。輸入先は17年、韓国が最多で、米国、フランス、日本が後を追う。
首都クアラルンプールの商業施設では、韓国企業が専門店の出店を加速させている。一方、日本のコスメはドラッグストアなどへの卸売りが中心で、韓国勢の陰に隠れているかのようだ。が、日系の業界関係者は「日韓は顧客層と得意分野がかぶらない」と、不安視はしていない。
残り294文字(全文572文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める