経済・企業

MaaS元年 トヨタと対極にある発想=井上岳一

     

    MaaSと書いて、「マース」と読む。Mobility as a Service、サービスとしてのモビリティー(移動)を意味する言葉である。このMaaSが今、世界を席巻し始めている。

     10月4日、大きな驚きをもって迎えられたトヨタ自動車とソフトバンクの提携発表においても、MaaSという言葉が使われていた。設立された共同会社モネ・テクノロジーズは、「需要と供給を最適化し、移動における社会課題の解決や新たな価値創造を可能にする未来のMaaS事業」を行うという。

     2020年代には、トヨタのMaaS専用次世代電気自動車による「Autono-MaaS事業」(自動運転を意味するAutonomousとMaaSをかけたトヨタの造語)も展開する。トヨタはMaaSを実践するために、体質が全く異なるように見えるソフトバンクと提携する道を選んだと言える。

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