新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

週刊エコノミスト Online ワールドウオッチ

タイ 総選挙へ動き活発 民政移管に懐疑の声も=澤木範久

 タイが政治の季節に突入した。クーデターによる軍政発足から4年余。下院選挙法などが告示され、民政移管の総選挙が来年2~5月に行われるめどが立ったためだ。政党が一斉に動きをみせ、市民運動も芽吹こうとしている。

ワールドウォッチ

 9月には親軍派の「国民国家の力党」が正式発足し、ウッタマ工業相ら4人の現職閣僚が参加。最大の対抗勢力であるタクシン元首相派のタイ貢献党も、10月の党大会で元議員のウィロート氏を党首に据えた。老舗の民主党もアビシット元首相ら3人が党首選に臨んでいる。

 プラユット首相自身は、どの政党にも属していない。「選挙までに国民国家の力党に入党する」「選挙に参加せず、上下院から推挙されて首相を続投する」などと取りざたされる。首相は10月半ば、フェイスブックなどにページを開設。政党にはSNS(交流サイト)の使用を禁じており、不公平との批判を浴びた。

残り360文字(全文740文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事